好きなことを仕事にする。後編

※今回は前編からの続きです。もし、目を通されてない方はそちらからご覧になるようお勧めします。

kandk.hatenablog.com

どうやって仕事を楽しくするか?


窪:こんな話も久しくしてないですね。


近藤:ですねー。前編にて「仕事楽しくないと人生詰むで、これ!」という話だったわけですが、じゃあ、どうやったら仕事楽しくなるんじゃ!って話をしたいと思います。


窪:まず人生の目的を考えるところからかな。やりたいこと、過ごしたい人生。


近藤:そもそも、仕事選ぶときにみんな何を求めて選んだの?ってところだと思うんですよ。例えば自分の人生の中で海外あちこち行きたいっていうのが分かってれば、それに沿って仕事を選べばいいって言うだけの話ですけど、みんなそこが分かってないから結局仕事選びの時とかに無理矢理ひねり出したやりたいこととかを元に仕事選んで実は違いましたって爆死してるみたいなんじゃないですか。


窪:まず自分の欲求の把握ね。


近藤:前編でも話にずっと出てましたけど、大事なのは「割に合うかどうか」てところなんですよね。この「割に合う」ていうのは、人によって変わる部分なんですよね。つまり、何が報酬になり得るのか。例えば色んな所に行けるとか、人の話が聞ける仕事とか、料理に関わっていたいとか、お金以外に自分の中で何が報酬になり得るかっていうのを考えるかどうかっていうのが大事だと僕は思いますよ 。


窪:自分が幸せな生活を考えないかんわけですよ。

私で言うと朝早く起きたくないとかね。寝不足だと死ぬ。会社いたころ唯一よかったのは午後出社でよかったことね。


近藤:僕だと「何に関わる仕事か」ってのが大事っすね。例えば、好きな革靴とか珈琲とか小説とか、アニメとかラノベとかそういうことに関わる仕事だと楽しい。何か作ったりする仕事も好き。


窪:わたし明太子とうどんが好き。仕事内容もだけど生活スタイルが大事な気がするのよね。土日休みか平日休みかとか、朝早いのか夜遅いのかとか。


近藤:要するに自分にとっての幸せってなにかをちゃんと、とことんまで考えた上で仕事を選んでるのかってのが根本の問題なわけですよね。


窪:実際に働かないと深くは分からないと思うので、私見として社会人最初の3年間は死ぬほど転職すればいいじゃないと思ってます。


近藤:そもそも就活とか配属もわからんのに会社選べとか頭おかしいですからね。海産物を扱う会社に入ったら石油堀りに海外に飛ばされることになった(実話)とかがあるってそんなんわかるわけないでしょ。

何をもらえたら幸せって思えるかもわからないヤツと何やらせるかも決めずに雇うヤツでお互いが幸せになれるわけないんですよね。

 

窪:だから難しいのよね。最初の会社でいいとこに当たるのは。なので僕らはずっと試行錯誤してます。職歴がちゃがちゃです。


近藤:悪いことしてないのに経歴汚れてる、なにこれ理不尽。まぁそれは置いといて、大事なのはちゃんと自分がどうなれば幸せだと思えるのかっていうのを考えることなわけですよ。そこを考えずに環境を変え続ければいつか自分を幸せにしてくれる環境に巡り会えるなんてことはない。


窪:前提として自分の幸せを考えて言語化していく活動は必須なわけです。


近藤:あと、その作業が就活の時とか転職の時だけにやるところなわけで。作業ではなくて基本、毎日継続して頭のどっかで考え続けなあかんことなわけですよ。何をしてる時が楽しくて何をしているのが嫌なのか、自分はどうすれば幸せになるのかって。


窪:常に自己分析。まあ私は趣味が自己発見なとこあります。僕はこんな人間なのねーという気づきの蓄積。


近藤:自分に興味津々。ソロ充、窪くん。


窪:1人で月の探索に送られても楽しくやっていきますよ。「地球でけえー。あおいー」


近藤:僕は仲間と協力して冒険しますけどね。


窪:そんで無駄に冒険した結果エイリアンに遭遇して死ぬ。


近藤:一人で月に行ってうさぎに蹴られて誰にも知られず死ぬよりはマシですわ。


窪:むしろ「本当にうさぎおったわ!!」っていう発見を喜んで死にます。


近藤:孤独を楽しめる特殊性癖の窪氏は置いておいて、普通の人は一人でいても楽しくはないので、自分の人生に何があれば幸せなのかを考えないといけませんって話。逆に言うと、それさえわかれば仕事選びとかチョロい。


窪:分かるまでは時間かかります。近道なし


近藤:それがわからないとどこまで行っても楽しい仕事とかないわけです。たまに何も考えないまま自分にとって楽しい仕事を見つける人種とかいますが、それを参考にしてはいけない(戒め)


窪:関連する話で、今の仕事がつまらない人へのアドバイスで「目の前の仕事を全力でやる。そしたらいろいろ見えてくるよ」的なやつあるけど嫌いなのよね。私の天敵の体育会系の匂いがする。


近藤:ワカール。あれはね、アニメ一話目見て、「これ俺の趣味ちゃうわ」ってなってるやつに対して「いや、お前それ全話見な、良さわからんやろ!」って強制してくるヤツと同じですからね。全話見ても趣味ちゃうかったらおもんないやろ…。


窪:最初つまんねえやつはだいたい最後までつまんねえよ。興味ないことに全力は無理。

つまんねえことを全力でやるには感情を殺す必要があって、そうやって殺した結果自分の幸せが分からなくなってるのでは。


近藤:それ痛みに慣れてるだけですからね。患部が壊死して感じなくなったのを治ったとは言わん。転職の相談をしてそういうこと言ってくるヤツは大体ヤブ医者ですよ。

 

結論

近藤:自分なりの幸福を一緒に探してくれる素敵なかかりつけ医をがんばって見つけましょう。

窪:自分の幸せを確立するのに時間と労力はかかるが、それだけの価値はあると思うのでお互いがんばりましょう。せっかく生まれたんだから全力で幸せに!

好きなことを仕事にする 前編

今回は、2人の共通の思想である「好きなことを仕事にする」について。

 
つらい仕事を週5は死ぬ
窪:私は好きなことを仕事にしようとした結果ここにいます。今まで散々やることは変わってきてますが、唯一変わんないのは好きなことを仕事にしようってことですね。

 

近藤:Youtuber然り、好きなことを仕事にしようっていうのが取り沙汰されるってことは、みんなの中で仕事=好きにはなってないってことでもありますよね。

 

窪:そうっすね。仕事=つらい、我慢してやること、というのが多いでしょうな。つらい仕事を我慢して週5で40年やるのが立派な社会人。

 

近藤:人生の大半が仕事に取られるのに楽しくないとかそりゃつらいでしょ。

 

窪:週5だよ?週2ならまだいいよ。例えば、君がからあげ定食を頼むとする。そのからあげが7個あって、私がそれを5個持っていったとして、君それどう思いますか。

 

近藤:そんなもん戦争ですよ。

 

窪:(笑) 5個は持っていきすぎだと。私としては、仕事=理不尽に耐えること、みたいな仕事観が気になる。お金は、人を喜ばせた分だけもらえるものだろうと。

 

近藤:たしかに。自分の仕事が価値を生んで人を喜ばせてるって思えてたら、もうちょっと仕事もおもしろいんじゃないかなとは思います。しかし、会社とか組織にいると自分がやってる仕事がどういう効力を生んでるかっていうのを測るのは非常に難しいですよね。

 

窪:全員がお客さんと接するわけじゃないのでね。分業がすすんで自分がつくってないものを売ったりしてるし。この仕事が誰のためにあるのか?が分かりづらい状況はあると思う。

 
「仕事」を再定義してみる
近藤:あと、この仕事をお金や内容だけではなくて、この仕事にどれだけ意味があるか?っていうところを見ると仕事への関わり方が変わんじゃないかなと思います。

 

窪:ふむ。意味、目的が持ててないのかなって。仕事を通して達成したいことがない。私の充実感は、今の仕事が自分の目的に繋がってる感があるのが要因。

 

近藤:窪さんが言うように、自分の人生の目的と目の前の仕事っていうのが繋がってればやりがいは持てそう。同じことを繰り返す作業的な仕事をするってなっても、僕らは自分の人生で達成したい目的のためってわかってやってるから、納得して仕事してるんですよね。なのでまずは、自分の人生の目的や意味を考えないといけないですね。

 
仕事が楽しくないと趣味にも家庭にも影響が
窪:私らは学校の勉強も「どこに繋がるんですかこれ?」という疑問があった。繋がらなそうなものは、意味ないからやらなくていいよねと思ってた。

 

近藤:親とか学校の先生とかに「これやっといた方がいいよ」とか「みんながやってるから」とか言われても自分の中で意味を見出せないとやりたくないんですよね 。

 

窪:勉強して仕事して結婚して子ども育てて定年して死んで。人生ってそれだけか。そのためにつまんねえ勉強するのは割に合わねえなと当時思った。

 

近藤:それが仕事でもそうってことですよね。これがんばってやったらこんだけ給料がもらえるよって言われても「はぁー?給料だけかよ、ペッ!」てなるんすよね。週5っていう人生の大半の時間を注いでやるだけの意味があるかと。

 

窪:そんなんだからお互いに目的と意味を考えまくって絞り出した訳です。「人生=意味がない」になってしまうと自殺という選択肢が出てしまうので、それを消すために考えまくってた感がある。

 

近藤:魔王を倒すっていう目的のない村人なのに、レベルだけは永遠やらなあかんみたいなことっすね。その努力いらんやろってなっちゃう。

 

窪:たぶん実際は、意味がないと死ぬのは私たちくらいで、みんなそんな苦じゃないのでそこまで悩まずにここまできたのかなと。ただ仕事がきつすぎて、さすがに給料だけでは精神が持たなくってるけど、今まで意味とか考えたことないから意味、目的を見つけられない。そんで趣味か結婚、子育てに逃げる。そこに意味を見いだそうとする。

 

近藤:なるほど。仕事が給料だけで割に合ってないものになってるなら、割に合う仕事に変えるべきなのにそうはしていないと。

 

窪:ここで仕事観が出てくるんです。仕事=つらいという価値観だから仕事をなんとかしようとは思わない。土日遊ぼうか結婚しようが仕事はつらいまんま。

 

近藤:土日が楽しければ楽しいほど、余計に仕事が嫌になりそう。どうしても仕事は休みより多くなるから、仕事が楽しくないと人生全体に影響がいくんですよね。

 

窪:結果、趣味にも家庭にも悪影響が。週5の苦痛を残したまんま週2で幸せになるのは物理的に無理。

 

近藤:ってなってくるとやはり医師としては根本治療をおすすめしますね(メガネ、クイッ)

 

窪:趣味や家庭にまで転移している仕事というガンに向き合うと。

 

続きます。次回は「じゃあどうやって仕事を楽しくするか?」です。

世田谷区と漫画家の騒動、実は役所の計画通り説

今回のネタ

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1810/03/news109.html

http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/106/15613/15615/15616/d00162208.html

内容を要約すると、世田谷区役所と一緒に仕事をした漫画家の方がかなり横暴な対応をされ、それをTwitterに漫画にして出したところバズったという感じです。

 

近藤:Twitter で情報を漁った感じ、どうやらこの担当者と言うか世田谷区役所と仕事をしたっていう人たちが「まあここはこんなもんだよ」みたいなことを言ってるんですよね。担当者が同じだったら放置してんのもおかしいし、別の担当者だったらもうそれ本当にどうなってるんだよっていう話。

 

窪:おかしいやつが1人いるのか、全体としてヤバいのか。

 

近藤:今回は、なんでこういう話が「よくあることだよね」って、ありふれた話になってしまってるのかっていうことをしていきたいなと思っております 。区長が謝罪して対処はされましたが、解決はしていないのでちゃんと根本的治療に向けた処方箋を出していきましょう。

 

逆に、役所は組織として強い説

 

近藤;記事を見て思ったのはよくこれで組織回ってんなってとこですね。この担当者の仕事が認められてる組織やべぇと思うんですけど。

 

窪:役所側は特に問題と思ってなかったんじゃない?

 

近藤:それだと逆にこれで潰れない組織の強さに敬意を覚えますね(笑)

 

窪:大学で習ったアメリカの政治体制のコンセプトを思い出しますな。どんなアホが大統領になっても国がつぶれないようにと考えたらしい。役所って生活インフラの提供が主だから安定、継続が命題。個人の資質に左右されない組織の方がいい。記事の担当者は仕事ができないことは知られていて、だからその部署にいたのかもしれない。ミスっても小さなイベントひとつで済むから。

世田谷区役所から「もう今回のようなことは無くしたいのですが…」と依頼が来たら?

 

近藤:僕は今回の担当者くんの性善説をワンチャン信じているので、この組織に入ったからこんな歪んだ子に育ってしまったのでは?と思ってます。

 

窪:となると評価、育成体制とかか。入ったあとしっかり育つようにしとけば、採用する人材は誰でもいいもんね。評価がミスっていればいるほど怠慢な方へ成長してしまうという。

 

近藤:勝手な想像ですけど、この担当者君は過去にちゃんとイベントをやろうと頑張ったけど、上司に鼻で笑われた過去を持つ悲しき少年なんです。だから、それなら真面目にはやらんぞ!と不良の道に進んでしまったわけです。

 

窪:評価を含めた適切な報酬がないのに、人は言われたこと以上のことをわざわざ自分からやりませんよ。

 

近藤:ダイレクトにモチベーションに関わってきますからね。

 

窪:ジャパニーズは怒るくせにほめない。がんばってやって成果出してもほめられないから「やらないほうがいいのか?」と思ってしまう。んで良いことをやめてしまう。

 

近藤:仕事はがんばるのが当たり前って言われますからね。たまに力抜いたりして、そこを見られると評価めっちゃ下がるんですよね。だから、実際に仕事をしたかどうかではなくて、仕事してる風に見せるのが上手ないい子ちゃんが評価される。成果じゃなくて。

 

窪:そもそも仕事の成果がなにかがちゃんと設定されてないんでしょ。だから雰囲気で評価する。最近KPIってよく聞くのは今まであの発想がなかったからでは。

 

近藤:評価されなかった側は一生根に持ちますからね。上司はちゃんと部下を見てないとそれだけで信頼が崩れてるってのはありますよ。

 

窪:「はあ?だって前にやったら怒ったじゃないすか。もう一生やんないすよ」と拗ねる。

 

近藤:そこで言うと『評価の一貫性』ていうのも大事なんですよね。前と言ってたこと違うってなったら何すればいいか分からなくなりますよ。評価される側にとってはルールと同じなので、そこが公正じゃないとやる気なくなるのは当たり前なんですよね。

 

窪:評価基準は軸を持ってバシッと決めておくべきだと。んでその基準をつくるのは、実現したい組織像、育てたい人材像というのが元になると思います。

 

近藤:そっすね。つまり、組織に必要な人材っていうのをちゃんと自覚してるかどうかってところが大事なわけですな。区役所に明確な目的とか目標無いとここは厳しいですけどね。

普通の企業なら利益拡大が大きな目標になるので生産性ってのが評価の軸になるわけですけど。区役所がバリバリ稼ぎに行くっていうのは駄目なんですかね。攻める区役所。

 

窪:いいんじゃない?商工課とかはその方がよさげ。

 

実はすべて役所の計画通り説

 

窪:今回の騒動、全部が役所の計画通りだったらすごいけどね。仕事出来ないやつだからクビにしたいけど簡単にはできない。なのでわざと問題起こさせて炎上も放置して「問題になっちゃったね。責任とってね」というかたちで解雇、または辞職に追い込む。

 

近藤:それだったら役所の策士すげえ!って話ですけど。

 

窪:なんか役所はそういう冷徹な判断ができるやつがいてほしいよね。少ない財源と人材で住民の最大幸福を目指すために、業務に優先順位つけて切るべきとこを切る。たかが参加者2、30人のイベントひとつ、成功しようが失敗しようが住民の生活に影響はない。生活インフラを担う大事な部署から優秀な人材を配置していって、小さなイベント担当にはゴミクズを配置。今回のことは想定内。みたいな。

 

近藤:ってことは、結局役所としてイベントへの期待度とかがそもそも…って話になるんですよね。惰性でイベントやんなや…。そして、これ区長によるマッチポンプの可能性も無きにしもあらずですかね。区としてのイメージはダウンしたが、迅速な対応をした区長は評価を上げた。つまり、この担当者の態度からすべて次の選挙のために区長によって仕組まれた…おっと、誰か来たようだ。

 

窪:きちゃった♡

 

近藤:お前かーい。

起業にあこがれるやつはこれを読め!

窪:最近、起業や副業を誘う話が増えました。起業コンサルなど客が増えて欲しい事業者は起業のいいことばかりを語りますが、そんな甘いもんじゃねぇ!っていうのをいまだ成功せず、起業の闇に住む2人でしゃべっていきたい。

近藤:「生半可な気持ちでやるもんちゃうで」っていうのは老婆心ながら言っとかないといけないかなと思いますね。 まず大きいところで言うと、間違いなく割に合わない。お金が稼げないっていう意味で割に合わないっていうのもそうなんすけど、色んな物が必要になりますからね。例えば時間とか労力もそうですし、後はやっぱり自分の周りのプライベートも含めた人間関係全部が起業っていうものに集約される。

窪:同意。

近藤:あとは起業するぜってなった後の終わりっていうのが成功するまでないんですよね。「諦めました」って言っちゃうと「なんでなの?諦めんなよ」と言われますからね。 いったん起業の道に踏み出してしまうと決して凡人には戻れないという…。てことで軽い気持ちでやるもんではないですね。

窪:私から言うと、まずお金がなくて不安定な生活。だから、成功したい!とか金稼ぎたい!って思ってやるのはやめといたほうがいい。会社やめる前に考えたビジネスプランなんて絶対失敗するから。成功しなくてもいいからやりたい!ってくらいだとありだけど。あと、親兄弟親戚からの批判がね。

近藤:笑

窪:あちこち敵に回します。

近藤:あらゆる人から反対されますからね。もうひとつ、起業家のサクセスストーリーで、「情熱を持ってアイデアを考えて、世に出して誰かに認められてお金が集まって、なんだかんだあるけど順風満帆です」なんてこと全くない。ド素人が考えた甘い考えなんてね、誰も金出さないんですよ。
ああいう話を見て起業しようと思うのはやめといてください。これはつい5年前まで割と本気であるんじゃないかなと思ってた僕が言わないといけない。

窪:思ってたんですね笑
まぁでも私もありますよ。最初に始めたビジネスプランで世を席巻できると思ってましたからね。あとあれですよ。起業をすると一度はうつ病になりますよ。

近藤:僕もうつ病まではいってませんけど、いったい何度未来に不安になればいいんだろうっていうのはありますよね。何回、安定収入っていうものの魅力に負けそうになるかっていうね。

窪:なりますねー。
おれらが起業した理由は、その時に起業以外の選択肢があんまりなかったっていうのが大きいと思うの。おれは大学出て就職して、そしたら会社で全く仕事ができずに怒られる毎日。それで悩んで「会社員って働き方そのものがダメだ」ってなり、とにかく1人でやるしかないと起業へ。かっこいい話なんて無いですよ。会社つらーい、やめたーいってだけでした。

近藤:僕は「どうせ人は死ぬんだから、どうせならでかいことやるか」っていうただの無鉄砲だけでしたね。いい大学行こうとして3浪した結果のギャンブルスタイル。

窪:おれは会社員って道がなくなって、お前は大学って道がなくなったからってだけだからね。

近藤:つまりここから分かる話は、起業っていうのはどうしようもないやつらが取るしかなかった最終手段ですと。

窪:今でこそ目標とか言えるけど、昔なんてNO志だったしね笑

近藤:最初の時に言ってた志なんて振り返ってしまえばただの正当化ですからね。逃げたことを正当化するための言い訳ですよ、そんなものは。

窪:いいこと言いました。やめる時に世間様が納得する言い訳がいるからね。

近藤:今が嫌で仕方ない人間が周りの事なんて考えてないのは当然すよ。

 

果たして「会社つらいから起業したい」はいいのか?
近藤:さて、僕らはネガティブ理由からの起業だったわけですが、どうなんですかね実際。友達で会社いやだから起業するって言うやついたらどう思います?

窪:やめとけ!!一生会社にいろ!笑

近藤:僕はちゃんと起業の闇を覗いた上での選択ならいいと思いますけどね。いいとこだけ妄想していくのは馬鹿じゃないかと思います笑

窪:今まで話した闇を分かってそれでもやるならそいつは本物ですよ。

近藤:そうっすね。起業はあくまで手段なので「起業がしたいから起業する」っていうのは地雷発言ですよね。 僕ら志は低かったですけど、結果的に会社員っていう生き方がダメってのは分かりました。なので起業っていう生き方はすげえ合ってますよね。

窪:自分の意志で生きてくライフスタイル。

近藤:つまりYouTuber。窪tuberなわけですね。

窪:好きなことで生きていく。カップラーメン食って感想言うだけの動画撮ろ!

近藤:はいはい。大半の人がね、

窪:お前から振ったくせにひどくない?

近藤:大半の人がね、起業するっていう時に金の儲け方を考えてるわけで、僕らはそうじゃなくて会社員っていう生き方でいくか起業家っていう生き方でいくかっていうので選んだ結果、起業家が合ってたっていう話なんすよね。

窪:そう、たまたま合ってたってだけ。どちらがいいか悪いかじゃなくて。おれは自分ですべて意志決定できるのがほんと気持ちがラク。だから他のマイナス面があっても続いてる。

近藤:どっちのスタイルで生きていこうかっていう決断をちゃんとしたっていうのが、やっぱり大きな選択だったかなと振り返って思いますね。

窪:1回失敗したあとに、バイト先でそのまま社員になるかまた起業するか選択のタイミングがありましたが、会社員では幸せになれんだろうなと思ってフリーター続けました。

 

それでもやり続ける理由

近藤:やっぱね、シンプルに会社員っていう生き方が性に合ってないんですよ。 人に「これやって」って言われた時に「なんでだよ」って思ってしまうところが特に。窪さんに昔言われましたけど、物事に対して「なんで?」って考えること事態が反社会的なんだよっていう話ですな。

窪:テロリスト気質。

近藤:他人の言うことに唯々諾々と従えない性分なんですわ。素直じゃないツンデレちゃんたちですよ。

窪:最近はだいぶ丸くなってますけど、それは僕の周りの人がいいだけであって、そのへんの尊敬してない人間になんか言われたら初球で「あぁ?」ですよ。

近藤:なんだかんだ文句はありつつも、他人の意見に対して折れてしまうんだったら会社員やってろっていう話ですわ。最後まで納得いかんわ!譲れんわ!って思うんだったら、もう飛び出るしかない。

窪:そういう子には起業をすすめます。哀れな同志よ。

近藤:せっかくロックな魂を持ってるんだったらね、それはちゃんと磨かなあかんですよ。

窪:よく磨けば社会を変える存在になれますから。

近藤:他人の押し付けに対してそれを無理やり突き通せるって言うのも一つの才能ですからね。

窪:ですな。……ニャンニャンニャン。

近藤:(なにいってんだこいつ…)

 

最終的には志

近藤:ただ、起業ってやるときの話とそれを続けられるかはまた別の話だったりします。

窪:ここで出てくるのが志ですよ。社会への疑問を深めていくうちに思想になるんですね。いま世の中はこうだけどもっとこうしていきたいと。

近藤:最初の志っていうのはどっかから引っ張ってきた偽物だったりしますけども、自分で行動しだしてからどんどん考えていって、世の中を見て思ったことから自分が本当に何をしたいのか?どういう未来が見たいのか?ていうのが分かってからが本当の起業の話になるわけですよ。

窪:自分なりの未来が見えるとやめるのは無理なんですよ。見えちゃったものは実現せずには死ねませんから。おれが2回目の起業をしたのはこれが1番。ここでやめると残りの人生が夢を諦めた人生になるのが分かったから。

近藤:僕が起業家をやめないのもそこが大きいんですよね。1回こういう未来が見たいなって思っちゃったら、それはもうやり遂げるまで消えないんですよ。たとえ会社員になっても、いつまでもそれをしなかった自分が付いて回る。ほとんど呪いみたいなもんです。

窪:だから僕らはこれを「業」と呼ぶわけです。夢なんてかわいいもんじゃねえと。

近藤:もうね自分の意志だけの問題でもなくなりますから。やりたいかどうかって話ではなくて、やるしかないっていう境地に至るわけですよ。

窪:やりたいではなくやるべきという。自分ではなく世のために。

近藤:僕らが何度もやって挫折を繰り返している『教育』という魔の領域があるわけですが、これなんてもんはやりたいっていうよりは誰もやらないからやるしかないってモチベーションですからね。

窪:だから僕らはいくら愚痴ってもなんだかんだ続けていくだろうと。

結論

近藤:起業っていうのは生き方。手法としては割に合わんけど、それでもやりたいって思わせるだけの何かはあると思いまっせ。だからこそ、僕は起業家で在り続けます。

窪:生き方はそれぞれだけど、自分の意志で選択する生き方が広まったらいいなとは思います。

プロブロガーよ、自分が稼げたからといって誰でも稼げると思うな。

今回はブロガー批判の記事を参考にしゃべります。
http://mecchanikukyu.hatenablog.com/entry/2018/09/13/163424


窪:「ブログ稼げるよ!会社やめてブロガーになろう!」と勧誘するくせに「ブログで成功するなんてひと握りだよね」とも言っちゃってる。自己責任って言ったらそれまでだけどいかがなものか?という記事ですね。誘う時はいいことだけ言って苦しい現実は教えない。

近藤:人の夢を食い物にしてるっていうところですね。 難しいところですけど、世の中うまい話はないでっていうのは分かっとかなあかんと思いますね。宝くじとかネットワークビジネスもそうですけど。

窪:こうやってブログすすめて自分の商品を買わせるブロガー嫌いなんだよね。本当はブログで生活費稼ぐって難しいのに、さも簡単なように言ってくるところが。

近藤:詐欺っぽいんすよね。

窪:あとこれをね、無自覚にやってるかどうかですよ。

近藤:そこ大事な話。

窪:この話で言うと、誘ってる側はブログで成功したわけじゃない。じゃあなぜ成功したのか?って考えてくと、成功っていうすげぇちっちゃい穴をたまたま通れただけだと思うんです。それを「みんな出来るよ!」っていうけど、いや出来ないよ!お前のめぐまれた才能とひたむきな努力と強運を自覚しろよ!と言いたい。

近藤:ついついみんな成功した人の話を聞いちゃうんだけど、その成功した人の話を聞いてそれを真似して同じように成功できるかって言うとそれはまた別の話、っていうところをもうちょっとシビアに分かっとく必要はあるよね。

窪:結局そいつの成功論でしかない。個人の成功論なんて個性のかたまりだからそいつにしか無理。全員に当てはまるわけではないのです。

近藤:セミナーとかやってる人ってさ、ずっと1つの成功体験を元に表面を変えて色んな話をするけど、その1個の成功で全てを語れるわけではないっていうのを理解していただきたいですな。ちゃんと数回の試行をやってから「これは成功の要素、これはたまたま、これは違ったわ」みたいなところまでちゃんと話をしていただきたい。

窪:つまり本当には分からんのです。なんで成功したかなんて。いろんな要素が複雑に絡み合って生まれた偶然の結果でしかない。

近藤:成功した人が必ずしもなんで成功したかっていう理由を分かっているとは限らんってことですね。

窪:なのであんまり他人の話を鵜呑みにすんなと。「へえーそうですか(聞いてない)」でちょうどいい。ちょっと心に響いたことだけもらっておけばいい。

近藤:そういうわけですね。そして、逆に喋る側の人にも注意して頂きたい。自分が成功したっていう方法でなんでもかんでも語れるわけないんすからね。

 

結論

窪:人の成功論が自分に当てはまるとは限らない。自分の成功のかたちは自分なりに苦労して作ってくしかないっすよ。

近藤:自分にだけ甘い話が転がってくるなんてないんで、相応の努力をして勝ち取るのが当たり前って思っといたほうがええってことやね。残念ながら(´・ω・`)

 

 

 

 

 

 

「みんなやってるからやりなさい」って言うときの『みんな』って誰?っていう話。

「みんなやってるからやりなさい」って言うときの『みんな』って誰?っていう話。本当にその『みんな』とやらは存在するのか?

 

今回の茶々入れ記事

電車での飲食は「日本の恥」なの? 蔓延する “みんな化語”の5つのタイプ

 


近藤:似たような単語だと『常識』とか『普通』とかその辺ですね。僕らはこれをよく言われますよね。

窪:まあ、そういうものにケンカを売ってきた人生ではあります笑


僕がこの『みんな』的なものの存在に気づいたのは2年前くらいですね。当時してたバイトの先輩が僕のある行動を注意するときに「それみんな嫌がるからやめな」という言い方をしまして。
そのときに(みんな、じゃなくてお前が個人的に気に入らないだけだろ。普通にそう言えや)と思って『みんな』の存在に気がつきました。


近藤:要は自分の主張が正しいという箔付けをしたいが為の『みんな』発言なんですよね。


窪:でも自分を振り返るとつい言ってしまっているとこはある。


近藤:たしかによく言っちゃうのはありますね。


窪:この記事だと、電車でパン食べてる女性より大声で怒ったおっさんのほうがマナー違反だと思いますがな。


近藤:そもそも電車での飲食ってルール上、ダメなことなんすかね?電車の中での飲食が禁止されてたら怒るのも当然やと思いますけど明文化されてないことをやって怒られるって、それちょっと理不尽すよね。 あんまみんなやらないよねっていうことを駄目って言うのはどうだろうなーって感じですね。さすがにマクドとか匂いのするもんはダメですけど笑


窪 :こういうのに噛み付いてきた身としても、ある程度のことはわきまえるじゃない。電車の中でマックを食ってはいけないのはさすがに分かるとか。


近藤:これ問題としては「みんながやってないからダメです」っていうことではなくて「マクドを食ったら匂いとかで嫌な思いをする人も多いからやめましょうや」っていう他人に迷惑をかけないという倫理的な問題じゃないすか。その倫理的な問題っていうのを指摘をしてあげればいいのに「普通してへんことをしてるからダメやねん」っていう怒り方は雑よねとは思いますね。


窪:そうね。


近藤:まぁ実際、この場面に出くわしたら僕はおっさんの方に迷惑さを感じますけどね。  パン食べるぐらいならそんな言わんでもって感じですよ。 あともし『みんな』ってするのを使って怒ってたら俺をそん中に入れんなよっていうのは思いますね。


窪 :「みんな迷惑してるからダメ」って言う人は、自分だけが不快に思ってるかもしれないことをみんなが同じく感じてるはずだって思っちゃってる。「自分が思ってることはみんなが賛成してくれるぐらい正しいことである」ってそれは危うい考え方よね。そのつもりで言ってないにしても「みんな迷惑してるから」は言葉としてはそういう意味なんだよね。


近藤:この『みんな』って伝染しちゃいますよね。「みんながやってないからダメです」って言われてから「みんなやってないからダメなんや」ってわかった方は次言う側に回るじゃないすか。てことはどんどんそれをやる人が減ってって結局やらなくなるって言う事なんすよね。今回の話は電車のマナーやからまだいいですけど。

 

他人の人生に『みんな』を当てはめるのはいかがなものか

窪:ちなみに最近なんか言われました?『みんな』とか『普通』とか。


近藤:僕は常に言われてますよこれ。親に普通、大学は行くよって笑


窪:え、あなた浪人の末に大学に行かない選択をしてから5年ぐらい経ってません?笑


近藤:5年経っても未だに言われますよ。一生言われるんでしょこれ。
本当に僕の親が典型的なんすよね。この『みんな』って言うのを使って言葉に権威を持たせる人。アドバイスとして「みんな行ってるから行きなさい」っていうのは、その人の人生のことをちゃんと考えてないすね。 そもそも「みんなと一緒じゃないと駄目です」っていう倫理規範があってんのかどうかを疑えよっていう話ですよ。


窪 :みんなと一緒じゃないとダメってのが本当に強いんだろうな。別になんでもないことなのに、みんなと違うことをするとびっくりされる。

おれが高校受験の時の話なんだけど、公立高校の受験ってあれ前期と後期に分かれてるじゃん。前期が内申表と小論文と面接で、後期が試験の点数で合否が決まる。
みんな前期と後期どちらも受けるのが普通だったんだけど、おれ内申点に自信なかったし小論文の練習するのめんどくさいしで後期しか受けなかったんだよ。それがめっちゃ珍しいってので友達のなかでざわつかれたのがあった。別におれ個人のことだから悪いことした訳じゃないのにね。


近藤:進路選択の時とかにみんなと違うことをやるってなると否定的ですよね。みんなやってないっていうことの違和感を方を気にされちゃう。なんで?っていう疑問が疑問じゃなくてもはや否定になってるんですよね。人と違うことをする珍しさをおもしろがったりしてくれない。


窪:まあ、お説教ですわな。思い返せば、昔は律儀に真っ向勝負してましたねぇ。『みんな』『普通』『常識』って言われるたびにね。


近藤:この「みんなやってるよね」っていう批判を真っ向勝負で跳ね返してきた側からすれば、この言葉によかった試しはないけどね。


窪:『みんな』とか『普通』とか言われた瞬間に(はい来た戦争じゃあ!)って思ってましたよ笑


近藤:これ言われたら(はい話し合い終わった!)っていう終了のゴングですよね笑


窪:『みんな』ってなんすか?『みんな』がやってりゃ正しいんすか?アンタはそうやって物事を自分で考えようとしない思考停止野郎ですよ!」とか言ってました当時笑


近藤:どれだけの人がその『みんな』っていう中に含まれてるんですかね。本当に過半数を取れているんですかその意見は?っていう。

窪 :例えば大学進学率は50%越えてないはずだから「みんな大学に行ってる」とは言えないしね。



みんなを使わずに相手を説得するには?

近藤:相手の意見を否定する時に『みんな』って使わなくても出来る気がしますけどね。


窪:会社で仕事しないやつには「給料もらってんだから働け」とは言える。そういう契約だろうと。学校は難しい気がするわ。掃除やってないやつに「みんなやってんだからやれ」ってつい言ってしまいそう。


近藤:一つの暴論ですよね。相手をねじ伏せてる感じ。強制の言葉なんですね。
これ使いやすいから使ってるだけじゃないすか?使わないってなるとちゃんと相手と対話するしかないんですし。


窪:そう、対話ね!これ言われる側だった時に感じてたのは、別に反抗したい訳じゃなくて「なぜやらないといけないか?」っていうのをちゃんと納得させてほしかったっていうのがあるよね。だから議論をしたかったんだけど議論できる&してくれる人が当時いなかった。


近藤:学校の教師が『みんな』っていうのを使ってたら失望しますわ。僕らがそうでしたけど、賢い子供は疑問を持つと思いますよ。その疑問に対して答えられへんかったら教師に対して尊敬なんて抱けないでしょ。


窪:先生は大変だと思うわ。「なんで朝の9時から世界史やらないといけないんですか?」っていう問いに対して『みんな』を使わずに説得するってなると「義務教育の基本要綱で、世界史の授業を○○時間やらないとお前は卒業できないと決まってる」とかかな。でもおれはそれに対してさらに「時間割で計算したら1月にはその時間終わりますよね?ってことはその後は好きにしていいってことですよね?」めんどくせぇわ!こんな奴の相手すんの。いちいち議論してたら統制が取れなくなる。


近藤:そもそも学校は統制を取らなあかんのか?っていう疑問にぶつかってしまうというね。あかん。この話は教育に突き進んで行って結果的に戻れんくなるやつですね。教育についてはまた今度。

 

 

というわけで、まとめ


近藤:誰かにアドバイスするときに『みんな』がって使うのは雑でっせ


窪:『みんな』ってつい言ってしまいがちだし、相手を否定するのにラクだけど、自分の意見がないってことだから意識して使わんようにしたいすな。

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