好きなことを仕事にする 前編

今回は、2人の共通の思想である「好きなことを仕事にする」について。

 
つらい仕事を週5は死ぬ
窪:私は好きなことを仕事にしようとした結果ここにいます。今まで散々やることは変わってきてますが、唯一変わんないのは好きなことを仕事にしようってことですね。

 

近藤:Youtuber然り、好きなことを仕事にしようっていうのが取り沙汰されるってことは、みんなの中で仕事=好きにはなってないってことでもありますよね。

 

窪:そうっすね。仕事=つらい、我慢してやること、というのが多いでしょうな。つらい仕事を我慢して週5で40年やるのが立派な社会人。

 

近藤:人生の大半が仕事に取られるのに楽しくないとかそりゃつらいでしょ。

 

窪:週5だよ?週2ならまだいいよ。例えば、君がからあげ定食を頼むとする。そのからあげが7個あって、私がそれを5個持っていったとして、君それどう思いますか。

 

近藤:そんなもん戦争ですよ。

 

窪:(笑) 5個は持っていきすぎだと。私としては、仕事=理不尽に耐えること、みたいな仕事観が気になる。お金は、人を喜ばせた分だけもらえるものだろうと。

 

近藤:たしかに。自分の仕事が価値を生んで人を喜ばせてるって思えてたら、もうちょっと仕事もおもしろいんじゃないかなとは思います。しかし、会社とか組織にいると自分がやってる仕事がどういう効力を生んでるかっていうのを測るのは非常に難しいですよね。

 

窪:全員がお客さんと接するわけじゃないのでね。分業がすすんで自分がつくってないものを売ったりしてるし。この仕事が誰のためにあるのか?が分かりづらい状況はあると思う。

 
「仕事」を再定義してみる
近藤:あと、この仕事をお金や内容だけではなくて、この仕事にどれだけ意味があるか?っていうところを見ると仕事への関わり方が変わんじゃないかなと思います。

 

窪:ふむ。意味、目的が持ててないのかなって。仕事を通して達成したいことがない。私の充実感は、今の仕事が自分の目的に繋がってる感があるのが要因。

 

近藤:窪さんが言うように、自分の人生の目的と目の前の仕事っていうのが繋がってればやりがいは持てそう。同じことを繰り返す作業的な仕事をするってなっても、僕らは自分の人生で達成したい目的のためってわかってやってるから、納得して仕事してるんですよね。なのでまずは、自分の人生の目的や意味を考えないといけないですね。

 
仕事が楽しくないと趣味にも家庭にも影響が
窪:私らは学校の勉強も「どこに繋がるんですかこれ?」という疑問があった。繋がらなそうなものは、意味ないからやらなくていいよねと思ってた。

 

近藤:親とか学校の先生とかに「これやっといた方がいいよ」とか「みんながやってるから」とか言われても自分の中で意味を見出せないとやりたくないんですよね 。

 

窪:勉強して仕事して結婚して子ども育てて定年して死んで。人生ってそれだけか。そのためにつまんねえ勉強するのは割に合わねえなと当時思った。

 

近藤:それが仕事でもそうってことですよね。これがんばってやったらこんだけ給料がもらえるよって言われても「はぁー?給料だけかよ、ペッ!」てなるんすよね。週5っていう人生の大半の時間を注いでやるだけの意味があるかと。

 

窪:そんなんだからお互いに目的と意味を考えまくって絞り出した訳です。「人生=意味がない」になってしまうと自殺という選択肢が出てしまうので、それを消すために考えまくってた感がある。

 

近藤:魔王を倒すっていう目的のない村人なのに、レベルだけは永遠やらなあかんみたいなことっすね。その努力いらんやろってなっちゃう。

 

窪:たぶん実際は、意味がないと死ぬのは私たちくらいで、みんなそんな苦じゃないのでそこまで悩まずにここまできたのかなと。ただ仕事がきつすぎて、さすがに給料だけでは精神が持たなくってるけど、今まで意味とか考えたことないから意味、目的を見つけられない。そんで趣味か結婚、子育てに逃げる。そこに意味を見いだそうとする。

 

近藤:なるほど。仕事が給料だけで割に合ってないものになってるなら、割に合う仕事に変えるべきなのにそうはしていないと。

 

窪:ここで仕事観が出てくるんです。仕事=つらいという価値観だから仕事をなんとかしようとは思わない。土日遊ぼうか結婚しようが仕事はつらいまんま。

 

近藤:土日が楽しければ楽しいほど、余計に仕事が嫌になりそう。どうしても仕事は休みより多くなるから、仕事が楽しくないと人生全体に影響がいくんですよね。

 

窪:結果、趣味にも家庭にも悪影響が。週5の苦痛を残したまんま週2で幸せになるのは物理的に無理。

 

近藤:ってなってくるとやはり医師としては根本治療をおすすめしますね(メガネ、クイッ)

 

窪:趣味や家庭にまで転移している仕事というガンに向き合うと。

 

続きます。次回は「じゃあどうやって仕事を楽しくするか?」です。