好きなことを仕事にする。後編
※今回は前編からの続きです。もし、目を通されてない方はそちらからご覧になるようお勧めします。
どうやって仕事を楽しくするか?
窪:こんな話も久しくしてないですね。
近藤:ですねー。前編にて「仕事楽しくないと人生詰むで、これ!」という話だったわけですが、じゃあ、どうやったら仕事楽しくなるんじゃ!って話をしたいと思います。
窪:まず人生の目的を考えるところからかな。やりたいこと、過ごしたい人生。
近藤:そもそも、仕事選ぶときにみんな何を求めて選んだの?ってところだと思うんですよ。例えば自分の人生の中で海外あちこち行きたいっていうのが分かってれば、それに沿って仕事を選べばいいって言うだけの話ですけど、みんなそこが分かってないから結局仕事選びの時とかに無理矢理ひねり出したやりたいこととかを元に仕事選んで実は違いましたって爆死してるみたいなんじゃないですか。
窪:まず自分の欲求の把握ね。
近藤:前編でも話にずっと出てましたけど、大事なのは「割に合うかどうか」てところなんですよね。この「割に合う」ていうのは、人によって変わる部分なんですよね。つまり、何が報酬になり得るのか。例えば色んな所に行けるとか、人の話が聞ける仕事とか、料理に関わっていたいとか、お金以外に自分の中で何が報酬になり得るかっていうのを考えるかどうかっていうのが大事だと僕は思いますよ 。
窪:自分が幸せな生活を考えないかんわけですよ。
私で言うと朝早く起きたくないとかね。寝不足だと死ぬ。会社いたころ唯一よかったのは午後出社でよかったことね。
近藤:僕だと「何に関わる仕事か」ってのが大事っすね。例えば、好きな革靴とか珈琲とか小説とか、アニメとかラノベとかそういうことに関わる仕事だと楽しい。何か作ったりする仕事も好き。
窪:わたし明太子とうどんが好き。仕事内容もだけど生活スタイルが大事な気がするのよね。土日休みか平日休みかとか、朝早いのか夜遅いのかとか。
近藤:要するに自分にとっての幸せってなにかをちゃんと、とことんまで考えた上で仕事を選んでるのかってのが根本の問題なわけですよね。
窪:実際に働かないと深くは分からないと思うので、私見として社会人最初の3年間は死ぬほど転職すればいいじゃないと思ってます。
近藤:そもそも就活とか配属もわからんのに会社選べとか頭おかしいですからね。海産物を扱う会社に入ったら石油堀りに海外に飛ばされることになった(実話)とかがあるってそんなんわかるわけないでしょ。
何をもらえたら幸せって思えるかもわからないヤツと何やらせるかも決めずに雇うヤツでお互いが幸せになれるわけないんですよね。
窪:だから難しいのよね。最初の会社でいいとこに当たるのは。なので僕らはずっと試行錯誤してます。職歴がちゃがちゃです。
近藤:悪いことしてないのに経歴汚れてる、なにこれ理不尽。まぁそれは置いといて、大事なのはちゃんと自分がどうなれば幸せだと思えるのかっていうのを考えることなわけですよ。そこを考えずに環境を変え続ければいつか自分を幸せにしてくれる環境に巡り会えるなんてことはない。
窪:前提として自分の幸せを考えて言語化していく活動は必須なわけです。
近藤:あと、その作業が就活の時とか転職の時だけにやるところなわけで。作業ではなくて基本、毎日継続して頭のどっかで考え続けなあかんことなわけですよ。何をしてる時が楽しくて何をしているのが嫌なのか、自分はどうすれば幸せになるのかって。
窪:常に自己分析。まあ私は趣味が自己発見なとこあります。僕はこんな人間なのねーという気づきの蓄積。
近藤:自分に興味津々。ソロ充、窪くん。
窪:1人で月の探索に送られても楽しくやっていきますよ。「地球でけえー。あおいー」
近藤:僕は仲間と協力して冒険しますけどね。
窪:そんで無駄に冒険した結果エイリアンに遭遇して死ぬ。
近藤:一人で月に行ってうさぎに蹴られて誰にも知られず死ぬよりはマシですわ。
窪:むしろ「本当にうさぎおったわ!!」っていう発見を喜んで死にます。
近藤:孤独を楽しめる特殊性癖の窪氏は置いておいて、普通の人は一人でいても楽しくはないので、自分の人生に何があれば幸せなのかを考えないといけませんって話。逆に言うと、それさえわかれば仕事選びとかチョロい。
窪:分かるまでは時間かかります。近道なし
近藤:それがわからないとどこまで行っても楽しい仕事とかないわけです。たまに何も考えないまま自分にとって楽しい仕事を見つける人種とかいますが、それを参考にしてはいけない(戒め)
窪:関連する話で、今の仕事がつまらない人へのアドバイスで「目の前の仕事を全力でやる。そしたらいろいろ見えてくるよ」的なやつあるけど嫌いなのよね。私の天敵の体育会系の匂いがする。
近藤:ワカール。あれはね、アニメ一話目見て、「これ俺の趣味ちゃうわ」ってなってるやつに対して「いや、お前それ全話見な、良さわからんやろ!」って強制してくるヤツと同じですからね。全話見ても趣味ちゃうかったらおもんないやろ…。
窪:最初つまんねえやつはだいたい最後までつまんねえよ。興味ないことに全力は無理。
つまんねえことを全力でやるには感情を殺す必要があって、そうやって殺した結果自分の幸せが分からなくなってるのでは。
近藤:それ痛みに慣れてるだけですからね。患部が壊死して感じなくなったのを治ったとは言わん。転職の相談をしてそういうこと言ってくるヤツは大体ヤブ医者ですよ。
結論
近藤:自分なりの幸福を一緒に探してくれる素敵なかかりつけ医をがんばって見つけましょう。
窪:自分の幸せを確立するのに時間と労力はかかるが、それだけの価値はあると思うのでお互いがんばりましょう。せっかく生まれたんだから全力で幸せに!